今日は、Samsungから販売されているWiMAXのモバイルルータ、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiのレビューです。
WiMAXの強みと言えば…
- 持ち歩ける手軽さ
- 高速通信で通信制限なし
- 利用エリア99%に拡大
我が家はWiMAXを自宅ネット回線として使っていますが、モバイルルータに接続して外出先で使える、というメリットもあるのです。
最近のWiMAXのプロバイダでは、モバイルルータとしてGalaxy 5G Mobile Wi-Fiか、Speed Wi-Fi 5G X12のいずれかから選ぶことが多いです。
皆さんの中にも、
・Speed Wi-Fi 5G X11やX12とGalaxy 5G Mobile Wi-Fiどっちがいいの?
・Galaxy 5G Mobile Wi-Fiって使い勝手はどうなの?
と迷っている人もいると思うんです。
そこでGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを利用している私が実際の使用感を正直レビューしたいと思います。
今日のブログで分かること
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの外観
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの設定方法
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの通信速度
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの使用感
また、これからGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを購入することにあたって必要な初期設定方法についても触れていこうと思います。
なお、そもそもモバイルルータにしようか、ホームルータにしようか…そんな悩みを抱えている人はこちらの記事も併せて参考にしてください。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiのスペック
まずはお約束のGalaxy 5G Mobile Wi-Fiのスペックについて紹介しましょう。
製品名 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
メーカー名 | Samsung |
発売日 | 2021年4月8日 |
サイズ | 約W147×H76×D10.9mm |
重量 | 約203g |
連続通信時間 | 初期設定時:約1,000分 |
連続待受時間 | 初期設定時:約790時間 |
充電時間 | TypeC 共通AC アダプタ 01:約160分 TypeC 共通AC アダプタ 02:約140分 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
ディスプレイ(画面)タイプ | TFT |
ディスプレイ(画面)サイズ | 約5.3インチ |
SIM | au Nano IC Card 04 LE U |
SIMロック | SIMロックなし |
対応OS※1 | Windows® 8.1以降※3 macOS v10.9以降 |
通信規格 | 5G(Sub6/NR化)、4G LTE、WiMAX 2+ |
受信最大/送信最大(Mbps)※2 | 2.2Gbps/183Mbps※5 |
Bluetooth規格 | ー |
Wi-Fi規格 | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n 5GHz :IEEE802.11a/n/ac |
インターフェイス | USB 3.0 super speed |
最大接続可能数 | Wi-Fi:10台、USB:1台 |
かんたん接続 | WPS,QRコード |
Wi-Fi設定お引越し | ー |
カラー | ホワイト |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの特長
- 24時間は普通に使える大容量バッテリ
- 最大2.2Gbpsで高速通信が楽しめる
- ホワイトで爽やかなデザイン
モバイルルータとしては1000分利用可能で、最大速度2.2Gbpsと高速通信が可能なのがポイント。
デザインも爽やかで、実際に手に触れてみるとサラサラとしていて高級感が漂う雰囲気があります。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 の外観
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01ファーストインプレッション
それでは、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の外観について紹介しましょう。
箱の中を開梱しますと、初めてガイドや保証書、SIM用PINと本体が入っていました。
こちらが本体です。なんとなくスマホと同じぐらいのサイズですが、やや厚みがあります。
左がGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01、右がGoogle Pixel 6aです。スマホよりも一回り小さいイメージです。
本体の裏面はこんな感じ。
Galaxyのロゴと型番(SCR01)の表記があります。個人的に主張しすぎず、許容範囲かなと思います。
背面部は可動式になっていて、このようにモバイルルータを立てかけることができます。
コネクタはUSB-C。専用ケーブルではなくのは好印象です。
本体上部にSIMカード挿入口があります。
あわせて買いたいSCR01用保護フィルムとケース
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の美しい本体と大きな液晶ディスプレイ。
持ち歩く機会が多いからこそ、落として破損しないように注意しなければいけません。
最低限、ディスプレイを保護するフィルムと、本体用のケースが必要です。
私はAmazonでこちらを購入。
保護フィルムとケースでセットで1000円以下で買えてしまいます。
なお、保護ケースは手帳式の商品など豊富に取り揃えられているのがGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01メリットでもあります。
こちらから検索してみてください。
楽天市場でGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01のケースを検索してみる
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01を設定してみる
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の初期設定方法は
それではさっそくSIMカードを挿入して初期設定をしてみましょう。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の初期設定はいたって簡単。画面に出る表示にあわせて設定を加えていくだけで済んでしまいます。
まず電源を入れましょう。
本体が起動します。ここから順番に設定を進めていきます。
日本語を選択して「開始」をタップする
「続行」をタップする
スタンダード(ST)を選択する
最適化モードを選択する
デバイスの引継ぎ設定は行わないので、スキップで飛ばす。
モバイルルータと接続する際に、特徴のある名称を入れておくと、自分のルータであることが分かりやすいです。
好きな名称を入れて、「次へ」とします。
Wi-Fiネットワーク接続時に入力するパスワードを設定します。
ここでは覚えやすいパスワードを設定しましょう。
一定時間使わないとモバイルルータがスリープモードに入ります。
これを解除してモバイルルータを起動する際に使用するルールです。
好きな方法で設定してください。
一定時間利用がないと、自動的にオフになる機能です。
充電を長持ちしたいなら自動的にOFFとしておきましょう。
バッテリーを長持ちさせるために、85%までしか充電しない設定です。
モバイルルータを長持ちさせたいなら、オンにしておきましょう。
これで準備完了です。簡単でしょう?
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01設定の注意点
昔はAPNの設定など手作業がありましたが、SIMカードを挿して電源をオンにするだけでインターネットへの接続ができます。いやあ、便利な時間になったものだ。
先ほどの設定の注意点をいくつか挙げてみましょう。
バッテリケアを十分に行う
例えば、10分経過するとスリープモードとなる設定、パフォーマンスモードやフル充電は行わず85%までしか充電しないといった設定は、モバイルルータのバッテリー対策としてはととても重要です。
通信モードはスタンダードモードを選ぶ
プレスエリアモードは有料プランとなっており、月額1100円別途支払うことになります。スタンダードモードを選ぶようにしましょう。
これら注意点はあとからでも設定変更可能です。使用状況に応じて変更してみてください。
メイン画面は見やすくてキレイ
こちらがGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01のメイン画面です。
カラーで見やすくてキレイですね。またコンパクトに情報がまとまっていて操作性も高そうです。
追加設定を行います。
Wi-Fiの設定をしましょう。周波数帯を5.0GHzに変更します。
室内で使う場合は5GHzを、屋外で使う場合は2.4GHzを使うことになります。
ディスプレイの設定も可能です。明るさや画面のタイムアウトとなる分数を変更します。
画面はライトとダークと二つから選ぶことができます。
また、画面のデータ通信欄をタップするとさらに詳細な情報を参照することができます。
今でこそ通信制限はありませんが、使用量など気になる場合には便利ですね。
以上で、設定は終了となります。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01のメリット
設定がとにかく簡単
ご紹介したとおり、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の設定は簡単です。
昔のモバイルルータは、APNの設定などの手作業がありましたが、今は、ほぼSIMカードを挿入するだけでインターネットができていしまいます。
データ使用量や5Gなど使用状況を把握しやすい
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01のメイン画面では、データ使用量や5Gを掴んでいるか、と言った情報が一目瞭然です。
ホームルータの場合は、管理サイトにアクセスしないと分からないので、とても便利に感じます。
他のモバイルルータに比べると充電持ちが良い
Speed WiFi X11などの場合は、充電持ちが悪いという評判です。Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01なら丸一日使っていても充電なしで大丈夫そうです。
置時計のような画面がオシャレ
こんな風にパソコンデスク上に設置すると、時刻やカレンダーが表示されていてなかなかオシャレに見えます。
評判どおり充電持ちが良い
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01は充電の持ちが良いと評判が良いです。実際に私も持ち出したときに調査してみました。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01のバッテリー
- 午後1時から夜の10時まで使用
- 常時最低1台は接続。
- うち最低1台はYouTube動画で利用
- 最大で4台のスマホやタブレットが接続
データ消費は7.5GBでしたが、これだけ使ってバッテリ残量は54%。これはなかなか充電持ちがいいと言えます。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01のデメリット
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01のデメリットや注意点も併せてみていきましょう。
充電用ケーブルは同梱されていない
充電はUSB-Cケーブルで行います。ただし、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01用のアダプターやUSB-Cケーブルは同梱されていません。
もしも必要であれば自分で別途購入が必要です。
クレードルが存在しない
もしもあなたがホームネットワークを構築するために、有線LANケーブルを使おうとしても、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01にはクレードルがありません。
全ての家電を無線LANで構築するか、クレードルのあるSpeed Wi-Fi 5G X11/X12をチョイスしましょう。
データ通信の品質に不安あり
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01で通信速度を図ってみたところ、以下のことが分かりました。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の問題点
- 通信速度はホームルータよりも遅い
- パケットロスが発生する
- 接続台数上限は10台まで
例えば、ホームルータZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L11と比較してみると、20~30%程度通信速度は遅くなる印象です。
通信速度や安定感などはホームルータのほうが上のようです。
ただし、だからと言ってGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01が使えない、という意味ではありません。こちらは、5Gエリアでの測定結果です。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01でも、5Gエリアであれば、300Mbpsを余裕で超えていきます。
ただし、不思議なのはパケットロスが多いこと。
ping値もやや高めで大容量のオンラインゲームなどでスムーズに使えるかは疑問です。
このようにエリアや周囲の使用状況など影響を受けやすいWiMAXのデメリットが表れやすいのがGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の特性であることを理解しておく必要があります。
まとめ
ということで今日は、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01の使い勝手や設定方法、メリットとデメリットについてまとめてみました。
今日のまとめ
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fi は充電持ちが良くておすすめ
- 画面が見やすく使いやすいのがメリット
- ホームルータよりも通信の安定性や速度は劣る
- 使用するエリアや周囲の使用状況に大きく影響を受ける
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01は、中古スマホ屋で安く買うことができます。
中古Aランクで1万円弱、新品未使用品で13,000円程度で購入できます。
楽天市場のSPUやお買い物マラソンなどを活用すればさらに安く購入できますね。
また、WiMAXを導入する前にお勧めしたいのはTry Wimaxというサービス。
Try Wimaxなら15日間、無料でWiMAXをレンタルすることができます。私も使いましたが、押し売りや契約を無理強いされることは一度もありませんでした。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01は、Try Wimaxで借りることもできます。ぜひ一度お試しください。
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